三井不動産が東京ドームの完全子会社化を目的にTOBを実施することを発表した。買付代金は最大1205億円で、買付価格は1株につき1300円。東京ドームはTOBに賛同しており、買付期間は11月30日から2021年1月18日まで。東京ドームはプロ野球球場や遊園地、ホテルなどを運営しており、三井不動産はスポーツ・エンターテインメントを軸とする街づくりやスタジアム・アリーナ事業への本格展開につなげる狙いがある。M&Aアドバイザーとしては、今後の三井不動産の事業展開に注目が集まる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。